

激しい暑さが続く今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
日に日に暑さが増し、体調を崩しやすい季節となりました。
今回は、熱中症の危険性と病院・介護施設で取り組む熱中症対策・おすすめ商品をご紹介致します。
■熱中症の危険性
暑い日が続く中、一番気をつけなくてはいけないのが熱中症になります。
特に7月、8月は熱中症のピークと言われており、毎年救急搬送される人が絶えずいるのが現状です。その中でも特に多いのが高齢者になります。外出しなくても熱中症は室内で起こす可能性があり、さらに自分では気付きづらいことから、知らぬうちに熱中症を引き起こしてしまうという危険があります。

◆熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境で発生する体調不良全般のことを指します。猛暑などの環境下に長時間いることで、体内の調整機能が上手く働かず、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりし体温の上昇やめまい、頭痛、吐き気等といったさまざまな症状を引き起こします。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症の主な原因は水分不足。体内の水分が減ってしまうことで体の調整が効かなくなり熱中症になります。
特に高齢者の方は水分不足により体の血液がドロドロになり、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。

■高齢者の熱中症リスク
熱中症による死亡者数は増加傾向にあり、2024年には2,033人が亡くなったというデータがでています。亡くなった方のうち、65歳以上の人の割合は8割以上にも及んでいます。これは、若年者よりも高齢者の方が重症化しやすいからだけではなく、重症化した場合に治療をおこなっても、高齢者は若年者と比べて症状が良くならない可能性が高いからです。高齢者の熱中症は非常に注意が必要です。

◆体温調節機能の鈍化
高齢者は皮膚の温度センサーの感度が低下し、暑さを感じにくくなるため、冷房の利用や衣服の調節といった行動性体温調節が遅れる傾向があります。
また、加齢とともに自律的な体温調節も遅れ、皮膚血流量や発汗量の増加が遅くなります。さらに、冷房使用時間が短かったり、設定温度が高くなったりすることが多いため、室温が若年者よりも高くなりがちです。
これらの要因が重なることで、体内に熱が蓄積しやすくなり、熱中症のリスクが高まります。
◆熱放散能力の低下
暑さを感じた際、体温調節中枢は皮膚血流量や発汗量を増やして熱を放散しますが、老化に伴いこの反応が遅れます。また、その後の増加の程度も低いため、熱が体内にこもりやすくなるのです。
特に発汗能力は、下肢から順に低下し、頭部が最も遅くなります。これは、脳の温度上昇を抑えるための適応現象です。さらに、暑さによる皮膚血流量の増加で心臓に戻る血流が減少し、心拍数が上がることで循環器系に負担が増大します。このような状態は、循環器に基礎疾患がある高齢者にとって、熱中症リスクをさらに高める要因となるのです。
◆体液量の低下
高齢者は若年者に比べて体液量や血液量が少なく、これが老化に伴う熱放散能力の低下につながります。
高齢者が若年者と同じように発汗した場合、脱水症状に陥りやすく、回復もしにくいことが報告されています。これは高齢者が喉の渇きを感じにくく、腎機能が低下しているためです。
一般的に脱水が進んだ場合、喉の渇きを感じて飲水行動をとりますが、高齢者はこの感覚が鈍くなり、脱水症状が進行しやすくなります。これらの要因が重なって、熱中症のリスクが高まります。

■介護施設で取り組む熱中症対策
介護施設として入居者に対しどのようなことを気をつけたらいいのでしょうか? 3つの項目に分けてご紹介を致します。
◆こまめな水分・塩分補給
まず大事なことはこまめに水分・塩分補給を行うことです。特に高齢者は、年を経るにつれて感覚機能の低下し喉の渇きを感じづらくなり、水分補給を忘れがちになりやすい為、定期的な時間にスポーツドリンクなどの水分をとるよう催促する必要があります。【朝、目覚めてすぐに】、【2時間置きに】、【夜寝る前に】などルールを決めて水分、塩分の補給を行うようにしましょう。

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“■粉末水分補給飲料
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◆室内環境を整える

高温多湿にしない”環境づくりが最も大切です。エアコンや扇風機で室内環境を適切に保つようにしましょう!高齢者は冷房を入れたがらない人もあり、知らぬ間に熱中症になっていたというケースがあります。自己判断での室内温度管理はリスクがあり、施設として居室の温度管理をおこなったほうがより安全な環境を提供することができます。
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☆商品:【KODEN】ミニスポットクーラー KODEN KES161DBA

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◆直射日光を避ける<外出時の帽子・日傘等の着用>
直射日光に当たってしまうと体温が上昇し、それを防ぐために汗として体の水分が減少します。また熱による疲労も起こりとても危険な状態になりやすいため、日光を防ぐ必要性があります。一番手軽に行える対処は帽子と日傘です。両手を使うような外出の場合は帽子を、それ以外はできる限り日傘を持たせるようにして外出させましょう。
さらに冷却グッズを高齢者に使ってもらうことで、より安全に外で活動をすることができます。とはいえあまりに暑い中の外出はやはり危険なので、暑さ指数を確認し11時~16時までの時間は出来るだけ外出を避けたほうが無難でしょう。

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■ まとめ
このコラムでは、熱中症の危険性・病院・介護施設で取り組む熱中症対策・おすすめの熱中症対策商品ついて以下の内容で詳しくご紹介致しました。
■熱中症の危険性
◆熱中症とは?
■介護施設で取り組む熱中症対策
◆こまめな水分・塩分補給
☆おすすめ商品☆(水分補給飲料:ウォ-ターメイト)
◆室内環境を整える
☆おすすめ商品☆(サーキュレーター・デスクファン・扇風機・スポットクーラー)
◆直射日光を避ける<外出時の帽子・日傘等の着用>
☆おすすめ商品☆(涼感ネッククーラー・空調ベスト・スマートネックファン)
※近年、介護現場における熱中症のリスクが年々深刻化している背景から、2025年6月以降は職場での熱中症対策が義務化される事となりました。
これにより、介護事業所において職員と利用者の安全確保の観点に加え、法的責任という点においても適切な対策を徹底する必要性が高まっています。
これを機会に、熱中症対策に取り組まれてはいかがでしょうか?”