
酷暑の候、まだまだ残暑が厳しい今日この頃ですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
今回は、介護施設・病院等で使用されています大人用紙おむつの選び方!
種類・選定の仕方についてご紹介を致します。
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■紙おむつ(大人用)とは?
紙おむつ(大人用)とは、介護を必要とする人が使用する大人用の紙おむつのことです。トイレに間に合わないことが多くなり失禁が増えた方、寝たきり状態の方など排泄トラブルを抱えていたり、トイレで排泄するのが難しくなった場合に使用します。パンツタイプ・テープ止めタイプ・尿取りパッドの3層で構成されており、高吸収性ポリマーとパルプを多層構造に成形した使い捨ての排泄補助用品になります。
大人用紙おむつは「尿失禁・便失禁」を伴う在宅介護・施設介護の現場で広く使われており、年間市場規模は2,500億円超(経済産業省「化学工業統計」)。日本国内では2014年に大人用紙おむつの生産量が乳幼児用を上回り、超高齢社会を象徴する商品となっています。
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■紙おむつ(大人用)の基本構造と素材
大人用紙おむつは、外側から順に「防水フィルム(バックシート)」「吸収体(パルプ+高吸収性ポリマー(SAP))」「肌側シート(不織布トップシート+漏れ防止の立体ギャザー)」の3層構造で作られています。 高吸収性ポリマー(SAP)は自重の約100倍の水分を吸収・保持でき、肌側に水分を戻さない逆戻り防止機能を備えており、不織布と伸縮性素材で作られた立体ギャザーは、尿や便をせき止め、漏れを防止する役目を持っています。
一般的に親水処理されたエアスルー不織布や、スパンボンド不織布等用いられ、
肌触りの良さだけでなく尿や便のもれ防止、排尿後の快適性、運動機能、取り扱いやすさなどに十分配慮されたものとなっています。
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■紙おむつの種類
大人用紙おむつには、大きく分けて次の3種類に分けられます。
★パンツタイプ
★テープタイプ
★尿とりパッド
※大人用の紙オムツや紙パンツは、商品の種類がたくさんあるので、選び方が難しいかもしれません。
実際にどれを選べばいいのか迷う方は多いです。
紙おむつは本人の動ける範囲、尿量、交換する場面によって使い分けます。
■自分で歩ける方には、パンツタイプ
■寝て過ごす時間が長い方には、テープタイプ
■交換回数や費用を抑えたい場合は、尿とりパッドを使用
まずは、それぞれの種類の違いを分かりやすく説明いたします。
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◆パンツタイプ
パンツタイプとは、上げ下げして下着のように履いて装着するタイプです。
自分で歩ける方や、介助があれば立てる方に向いています。
家の中はゆっくり歩けるけれど、トイレまで間に合わないことがある方です。
この場合は、日中にパンツタイプを使うと安心です。
普通の下着に近い感覚ではけるので、本人の抵抗感も少なくなります。
<パンツタイプのメリット>
■本人が動きやすい。
■立ったまま交換しやすい。
※自分でトイレに行ける方にとっては、テープタイプよりも自然に使いやすく、本人が「まだ自分でトイレに行ける」という感覚を保ちやすい点も大きいです。ただし、パンツタイプは寝たまま交換するのには適していません。
立てない方に使用すると、交換のたびにズボンを大きく脱がせたり、体を何度も動かしたりする必要があります。
そのため、寝て過ごす時間が長くなってきたら、テープタイプへの切り替えを考えた方が良いでしょう。
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◆テープ止め
テープ止めとは、ウエスト部分を左右のテープで止めるタイプです。
テープで固定することができるため体型にフィットしやすく、パンツタイプよりも横漏れや背中漏れしにくく、寝たまま交換しやすいのが大きな特徴です。
立ち上がりが難しい方や、ベッド上で過ごす時間が長い方に向いています。
自分で立つことが難しく、ベッド上でおむつ交換をすることが多い方に、パンツタイプを使用すると足を通す必要があるため、本人の体を大きく動かさなければならず、交換が大変になります。
テープタイプなら、寝たままでも体を横向きにしてもらい、おむつを差し込んで、左右のテープで固定出来る為、介護する側にとっても、本人にとっても交換の負担を減らすことが出来ます。
夜間に尿量が多い方にも、適しており尿とりパッド<夜用>を組み合わせると、長時間の漏れ対策がしやすくなります。
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◆尿とりパッド
尿とりパッドは、パンツタイプやテープタイプの中に入れて使う吸収パッドです。アウターの内側に装着して使用する吸水パッドになり、おむつ本体を毎回交換するのではなく、汚れたパッドだけを交換できる為、費用を抑えたい方や交換回数を調整したい方に適しています。
※尿とりパッドには、昼用、夜用、長時間用、男性用、女性用など以下の種類があります。
<尿とりパッドの種類>
★昼用(普通量):吸収量2〜3回分。日中の活動時に使用します。
★夜用(長時間用):吸収量5〜8回分。夜間交換の手間を減らす。
★男性用(前当て型):陰部に巻きつける形状で、男性の排尿に適しています。
★女性用(フラット型):会陰部全体を覆う形で、漏れを防ぐ。
昼間にこまめに交換できる場合は、薄めのパッドでも対応できることがあります。
夜間に何度も交換するのが難しい場合は、吸収量の多い夜用パッドを使うほうが安心です。ただし、吸収量が多いほど厚みも出やすくなります。
日中に分厚いパッドを使うと、歩きにくくなったり、違和感が出たりすることがあります。
※尿とりパッドは、尿量だけでなく、使う時間帯や本人の動きやすさを見て選ぶことが大切です。

※パンツ用パッド・テープ用パッドの違い
尿とりパッドを選ぶときに特に注意したいのが、パンツ用パッドとテープ用パッドの違いです。
同じ尿とりパッドでも、使う紙おむつによって合う形が違います。ここを間違えると、漏れやズレの原因になります。
■パンツタイプには、パンツ用パッド
パンツ用パッドは、パンツタイプの中でズレにくいように作られています。立ったり歩いたりする動きに合わせやすい構造になっています。
■テープタイプには、テープ用パッド
テープ用パッドは、テープタイプの中で広く吸収できるように作られています。
寝たきり状態の方が使用することが多いため、パンツタイプ用のインナーに比べて吸収量のラインナップが幅広くあります。
こまめに交換できる場合は2~3回分、長時間交換できないときや排尿量が多い場合は4回分以上吸収するものを選ぶとよいでしょう。
※交換回数と尿量の多さに応じて選んで使用する形になります。
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■大人用紙おむつの選定の仕方
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紙おむつは毎日使用するものです。
利用者に合わないものを選ぶと、漏れやすくなったり、肌荒れの原因になったりと利用者・介護者の負担が増えてしまいます。
そこで、大人用紙おむつを選ぶときに大切な5つのポイントをご紹介いたします。
【選定のポイント】
■利用者の体の状態<動ける範囲>の確認
■利用者の尿量にあった吸収量を選ぶ
■交換する時間帯
■お肌の状態
■1日の使用価格
■利用者の体の状態<動ける範囲>の確認
最初に見るべきなのは、利用者の体の状態<動ける範囲>です。
紙おむつは、本人が歩けるか、立てるか等本人の動ける範囲状態によって合うタイプが変わります。
自分でトイレまで歩ける方や、介助があれば立てる方には、パンツタイプの使用が向いています。
一方で、立ち上がりが難しい方や、寝て過ごす時間が長くズボンの上げ下ろしが難しい方には、テープタイプがの使用が向いています。
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一方で、立ち上がりが難しい方や、寝て過ごす時間が長くズボンの上げ下ろしが難しい方には、テープタイプがの使用が向いています。
寝たまま交換することが多いなら、テープタイプを選んだほうが交換しやすくなります。
※まずは、利用者本人が歩けるのか、立てるのか、寝たまま交換することが多いのかをご確認をして下さい。
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■利用者の尿量にあった吸収量を選ぶ

紙おむつ選びでよくあるのが、「尿吸収量が多いものを選べば安心」と考えてしまうことです。吸収量で選ぶ事も大切ですが、吸収量が多過ぎるとに合わない紙おむつを選んでしまうことがあります。
特に多いのが吸収量が多い物を選んでしまい、体にフィットしない紙おむつを選んでしまう事です。
例えば、自分で歩ける方に、日中に尿量の多い分厚い夜用紙パンツ・尿パッドを使用してしまうと歩きにくくなったり、ムレの原因になってしまいます。
<吸収量の目安>
▼昼間にこまめに交換できる場合は、吸収量2〜3回分。(300ml~450ml)
▼夜間に何度も交換するのが難しい場合は、吸収量6〜8回分等。(900ml~1200ml等)
の吸収量を選ばれた方が良いかと思われます。
※1回排尿量=150ml(メーカー)表記。
吸収量の多いものを選ぶのではなく、装着時に「動きやすいか」「交換しやすいか」等も考慮し適切な吸収量のものを選ぶようにしましょう。
■交換する時間帯
オムツ交換回数に正解はありません。
人による尿量の違いもあり、交換回数は多ければ良いワケではありません、多すぎる交換は、介助者だけでなく要介護者の負担にもなります。
交換間隔含め、失禁量を見て適切なタイミングや使用パッドを探ってみましょう。
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■お肌の状態
高齢者の皮膚は、若い世代の皮膚の厚さを『1』とすると、厚さは『0.25』程度で4分の1以下の厚さしかありません。加えて、加齢に伴って『セラミド』『コラーゲン』などの保湿成分が減少するため、バリア機能が著しく低下しています。
紙おむつをつけた時、紙おむつ内のお肌は湿潤した状態にあります。 わずかな刺激でも、皮膚が傷ついてしまう状態にあり湿潤によって、表皮を保護している皮脂膜がとれてしまい、バリア機能が低下します。またそこに排泄物が出ることによって、バリア機能が低下した肌に直接アルカリの刺激(アルカリに変化した尿・便・汗)が触れることにより、スキントラブルが生じやすくなってしまいます。
お肌は敏感な方もいらっしゃれば、丈夫な方もいらっしゃいます。またその方の栄養状態等も大きく影響しますので皮膚の状態をはじめ、異常があったときには、 ワセリンや亜鉛華軟膏などの保護剤を毎回塗り摩擦や刺激の軽減する事や交換回数を増やし、肌に触れる時間を減らす等の皮膚のバリア機能を保つ事が重要な対策になります。
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■1日の使用価格
紙おむつは毎日使う消耗品です。そのため、価格も大切な選び方のひとつです。
コストを気にして吸収量の低い価格の安いものを選んでも、漏れが増えたり、交換回数が増えたりすると、結果的に価格負担が増えることがあります。
たとえば、吸収量の低い安いパンツタイプ・尿パッドを選んだものの、交換回数が増えてしまうとかえっておむつ代が高くなってしまうケースや、吸収量が合わず漏れてしまうとおむつ代は安くなっても、洗濯の手間や防水シーツの交換が増えてしまうケースもあります。
利用者の排泄パターンを観察し、吸収量・交換回数の見直しを行う事がコスト削減につながります 。
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まとめ
今回は、『大人用紙おむつの選び方! 種類・選定の仕方!!』ついて詳しく以下の内容でご紹介させて頂きました。
■紙おむつ(大人用)とは?
■紙おむつ(大人用)の基本構造と素材
<大人用紙おむつの種類>
◆パンツタイプ
◆テープ止め
◆尿とりパッド
※パンツ用パッド・テープ用パッドの違い
<大人用紙おむつの選定の仕方>
【選定のポイント】
■利用者の体の状態<動ける範囲>の確認
■利用者の尿量にあった吸収量を選ぶ
■交換する時間帯
■お肌の状態
■1日の使用価格
大人用紙おむつは、アウター(パンツ・テープ止め)とインナー(尿とりパッド)の組み合わせで運用するのが基本になります。
紙おむつを選ぶ際は、吸収量や価格だけでなく介護利用者の身体状況に最適な商品選定が重要になります。利用者の身体状況・尿吸収量・夜間時間に応じてサイズと吸収量を最適化する事で、尿漏れ・お肌(スキン)トラブル・価格コストを同時に抑える事が鍵となります。
■弊社では、各メーカー紙おむつの取り扱いをしております。
大人用紙おむつの商品選定の見直し・価格コスト削減等でお悩みの方は、お気軽に『㈱メディカル・ケアセンター』までお問い合わせください。
※弊社が介護施設・病院様の紙おむつのコスト削減のご支援をさせて頂きます。


